綺麗色混紡ニット(暖かくない)の下に、カシミヤニットを仕込んでいる。
Sonoのウール×オーガンジースカートにボルドータイツで進級模試の申し込みに行く。
春はシャイニーなフリンジバッグが可愛い(TK)。この年でショルダー斜め掛けがどうかは知らない。小柄な人には足元を重くすると似合う(チエミハラ)。
ランプシェード (九)
「自分で乳首触ってるの?」
「うん‥」
「自分で、乳首触ってるんだー」
「そうです」
男はふてくされる私の胸元まで這い上がり、レモン色のブラカップを押し上げてずらし、右の中指で膣をかき混ぜながら左手で乳首を捕らえると、指先でつまみ上げては放すを繰り返す。
「ああッ‥いい‥」と声を上げた私は、どこがいいのと男に聞かれ、「ここよ」と両足をばたつかせながら答えると、股の間から熱いものがシュッと流れ飛んだ。
男にとってはロマンだろうがオシッコの成分と同じだ。
「ほら、こんなに」とシーツの大きなシミを見せられて、「体調が‥」と口ごもった。
どんな姿勢で寝てもベッドからはみ出してしまう男は、左の壁に足裏を突っ張り棒のように着けて、横ななめから私の屹立した乳首を舌の先でなだめるように転がし、片手で首筋から順に愛撫を加えていった。
その間、「ねえ・・・・」と私は男の指をせがみ、左と右を交互に吸って微笑む。
それは男の好きなコースで、耳の奥に熱い息を吹きかけられるたびに私は身を硬くした。
特に左右のわきの下を念入りに舐め上げるのが好きらしく、不思議な感覚に陥った。
私の太ももに置かれた男の手を見やると、その白さは太ももの内側と同化しそうだ。
(どこまでが犬で、どこからが男なのか。どこまでが異常でどこからがヒトの愛撫なのか)
頭の中が混乱しているときに太ももの裏を舐められて、小さな悲鳴を上げ続けた。
男は無言のまま、私の希望である髪からひたい、まぶたにかけて口唇で触れている。
「気持ちいい・・くすぐったい・・何これ」
そして私の手指を、さっき私がしたように丹念に口に含んだ。
「いっちゃう、いっちゃいそう、いっちゃう」