発表会と別れのブーケ

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梅雨の晴れ間、隣近所に引越しの挨拶をしてまわり、菓子を配った

自治会の7軒から集まったオカトラノオ、ハンゲショウ、バラ、アジサイ、キクイモ、カスミソウ。

「家内が癌になってしまいましてね」
「ああ、うちの奥さんもだ。鉄塔があるせいかねえ」
「閉鎖的な土地はがん患者が多いってね」


言った旦那のほうが妻より先に逝ってしまう後家通り。末期胃がんや乳がんの妻はピンピンして、北海道土産を配ったりなんかしてる。

「元気なお子さんたちに気をつけなさいよ。私も身障者手帳を持ってるの」
入居時は大家の話を右から左へと聞き流していた。

ここは車がなくても快適な地区で近くに身障者施設がある。生まれつき口の聞けない子、足が不自由な子、脳下垂体異常の巨漢、持病で進学出来ない子……

富裕の親たちが成人した子どもを、世間の眼から隠すように暮らしている。

だから「週末不在」と朱赤で書かれた回覧板を回されたり。お子さんのオモチャにどうぞ、と腐った竹を積まれたり。腹いせもたくさんされた。

まさかまさか……わが家のバカ息子が御三家に現役合格するとは。

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中学生の発表会は遅出なので、夕飯を作ってから出掛ける。大人のお子様ランチ。


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by kimawasanai_2 | 2015-06-21 12:02 | 断捨離効果

着まわせない主婦が組み立てる、ワードローブ