ミッシェルクランのシルクトップスに、なまジーンズ。鉛色チョーカーはsteady by CCとimac。
ナマ友達の電話はボヤキで始まった。彼女のボヤキ声はハスキーで、あとを引かないから好き。ママ友でない同世代の友人は、結婚してから貴重だ。
ナマ友「テレビつければまた……乳がんは特殊な病気じゃないのに。これじゃ世間の人が再建をおおごとに捉えるわよ」
私「がんは他にもあるのにね。退院しても講演とかやって欲しくない。ひっそり闘病した芸能人もいるのに。芸能リポーターって、まるで死ぬのを待ってるみたい。あ、私またナプキン買ったの」
ナマ友「あはは、セーリ前でパンにピーナツバター塗って食べてるんじゃない?……私もそうだった。話だけ聴くと内膜症ではなさそうね」
話題は地元の声楽家に切り替わった。
ナマ友「あなた、私よりクラシックに詳しいのよね。何で口を開けばロック?」
私「ソリストのお教室に通ったりもした。でも手遅れだった。続きはランチで」
そのロックの中古CDを400枚買い取って欲しいと、買取率アップキャンペーン中の業者さんにフォーム送信した手前、あとには引けまいと整理を始めたら甘かった!
ブログに載せ終えたし、友だちに貸し終えて不要になったはずが…。
うーーーん、どうしよ、現時点で処分対象は160枚ぽっち。50枚以上の誤差は送料自己負担になってしまう。
だって次々にジャケットを見ると、走馬灯のように思い出が。イベントでかかっていたのを思い出しては、処分は忍びない。
こーーんなに若かったんだ、可愛いchu…chu…この調子で2時間かけて「処」と「保」のプラケースに仕分けたら、このザマだ。明日も整理するっ。
夫「処とか保とか書いてあったぞ、意欲は認める。でも手元に120枚しか残らないじゃないか」