あと1ミリで


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土曜に帰宅して入浴する際、屈んでピンクシャツのボタンを上から順に外していくと、既に第3ボタンを掛け外れているのに気付いた。

(あれぇ?このシャツ、前にも外れていた事があった。ま、あの時は上着を脱がなかったから電車移動もセーフだったし……ボタン穴が広がっちゃったかな、ブルックスやラルフに比べて作りが甘い)。

ボタンを上から掛け始めて順次、下からボタンをなぞって掛け忘れがないかどうか確認するシャツの着方を、この30年間崩した事はなかった。その夜は釈然としないまま眠りに就いた。


昨日はシャンプー台でトリートメント中にとろとろ眠りながら、円らな瞳の視線の矛先と直ぐに立ち去る背中を思い出していた。
ふいに胸騒ぎがして、桜堤を観ずに帰宅した。


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「検証します!来ないで下さーい!」
子どもをリビングに追いやり、玄関の姿見の前であの日のワイヤーブラとシャツに着替え、屈んでみる。

すると胸元は第3ボタンでぱかっと開き、寄せて上げた胸の谷間とエメラルドグリーンの立体レースとリボンが覗いている。
(まさか…ずっとG.とVo.に向けてご開帳?)

俯く佇まいが綺麗で好きだった…だけどあの日は何か引っかかった。

通年、花冷え時期のハコはとても寒く、上着を着たままの記憶しかない。あの日に限って打ちっ放しコンクリートの室内は熱気で、シャツ1枚になった。ワンピースにすべきだった。

ステージを漆黒の闇に塗り替える軍団を前にして、いったい何が嬉しくて…ピンクから中のピンク見せちゃったなら可愛げもあろうが…何故エメグリーン?バンギャの黒キャミやタンクの様式美をぶち壊す勢いである。


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姿見の前で崩れ落ちたが、定番ブルーシャツも取り出し、ボタンからボタンへの間隔と厚みを巻尺で計測してみた。

昨今、どのシャツも第2ボタンまで開けてもいやらしくないように設計されている。問題シャツは薄手の生地に合わせて厚さ1ミリの貝ボタン使用。下にワイヤーブラ装着では、この左右の段差ならシャツ地に負担かかる。

通常シャツの厚さ2ミリボタンは外れない。ボタンに対して穴の大きさも1.5倍と妥当。問題シャツは穴の大きさがこれと同じ規格で、ボタンのみ小さめ。

悔やんでも悔やみきれないが処分しよう。

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by kimawasanai_2 | 2016-03-30 18:20 | 更年期のらりくらり

着まわせない主婦が組み立てる、ワードローブ