雨とスタウトとダラ乱

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学総体シーズンで連日、給食ないのが困る。休日、肌を休ませて姿見の前で眉毛を整え、(ああそうなんだ…)と鏡の顔に見入る。

アルコール0スタウトの黒に酔ったみたい。


昨日、カジュアルな服屋で白のブラウスとチュニックを見ていたら男性店長が来た。
「エスニックよりも。このビンテージレースをはめ込んだブラウスは如何でしょう、ぜひ着ていただきたいですね」

蚤の市で引っ張り出して来たんかい、というようなレースにがっくり来て「こういうのはさんざん着てきたので」とお断りした。


似ても似つかぬ容姿だけど最初に(ああそうなんだ)と腑に落ちた。綺麗、可愛い、好きというのとは次元が違う……違和感ないくらいの感覚。


違和感を活字にすると………熱いミルクティーには牛乳と決めていて、そこにどこぞのマダムから「何も知らないのね、コンデンスミルクをいれてあげる」と注がれたら、風味ぶち壊し…というところでしょう。



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「赤目四十八瀧心中未遂」を借りて観る。昭和50年代、尼ヶ崎のドヤ街に流れ着いた主人公(原作者・車谷長吉)生島が、死を前にして葛藤するどこにも救いのない話。

見どころは美人の綾ちゃんにサクランボを差し入れさせたり、自らの泥にまみれた人生を打ち明けたり、夕顔の鉢(花言葉は死)を生島に託すアラカン勢子姐さんのいじましさ。

およそ坊っちゃまには似つかわしくないホルモンの串打ちを案じて「可愛らしい指やなぁ」と、生島の手を握りしめてからかう大楠道代が良い。やはり女は触れたらいけない。

荒戸監督は鈴木清順の三部作の製作者だったそうで。なるほど臓物、刺青、お遍路など死に縁取られたグロいモチーフの散りばめられた中に、耽美なおとぎ話の部分もある。


映画「ツィゴイネルワイゼン」の目玉ベロリンチョに嫌悪感を抱かない人にはおすすめ。


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by kimawasanai_2 | 2016-06-23 20:05 | 更年期のらりくらり

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