ティツィアーノとヴェネチア派展

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水の都が育んだ豊かな色彩(湿気のためにフィレンツェ派のようなテンペラ画ではなく、油彩が発達した)と、革手袋や宝石などのfetish装身具の肖像画を求めて(笑。

去年は美術館そっちのけでハコ通い…ギャ道まっしぐらを猛省した。


鈍色の空と冬景色に心はささくれ立ち、歴史背景やアーティストのリサーチ抜きで鑑賞する(ジュニアガイドの相関図でじゅうぶん)。

ルネサンス期。泰平が千年続いた彼の地で、法衣の黒一辺倒というわけではない。
期待に違わぬ赤ともローズともつかぬ美しい色、モスグリーン、ネイビー、カスタードクリーム色の衣服……フィレンツェのミケが「でもデッサン力はいまいち」と嫉妬したのもわかる。

富裕層の装身具は男女ともに、おそらくルビーの赤、エメラルドの緑、パールの白という三色が目立つ。宗教上、ゴールドクルスの角が取れたみたいな4辺。

フローラさまなんて、右手にファランジリングのマリッジで先取りしてた。

革手袋を身に付けた絵画はせいぜい2点で、金の装飾品とともに虚栄の象徴みたいだ。


ティツィアーノの「ダナエ」に降り注ぐ金の雨はユヒテルのアレで(昼間から書けない)、ティントレットの「レダと白鳥」で白鳥の首はユヒテルのソレだ(私には書けない)。

ユヒテルは人外に化けて、カサノヴァばりにあっちの王妃こっちの姫君と。

絵のパトロンが、自分の愛人を描かせて寝室に飾ってたもよう。えろい寓話絵は好事家によって発展したといえよう。


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閉室時間までの1時間かけて、エッチングを含む67点を堪能した後、雪が散らつく。
2017.02.10


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普段はコレだから。

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by kimawasanai_2 | 2017-02-13 20:05 | 美意識をやしなう

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