母のワードローブ

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母が退院してから3年目になる。リフォームされた母の寝室には大きな桐箪笥と洋服箪笥があるが、昔から服がまともに収納されていた記憶がない。

骨折入院する前もあとも、鴨居にぶら下がるハンガーおそらく7本に、1枚ずつ日替わりシャツやブラウスが掛けてあるのは変わらないのだ。

私「柔らかくて薄いのばかりね」
母「この前、あなたが着ていたシャツみたいでしょ」
リバティプリントにスミレ色やアジサイみたいに優しい色ばかりだ。

母「次はこのタイプで半袖が欲しいわ、買ってきて」
私「こんなにフリルがついてていいの?」
母「可愛いのを着たいわ。襟が硬いのなんか、嫌」
STORYを定期購読する母のおねだりは可愛いが、厄介そうなので聞き流した。


手で見て目で触る (六)
ローションが浴室の床に垂れて滑りやすくなり、転倒による脳震とうに対しても自衛を迫られる。
そして得体の知れないものを性器に塗られる事に対して、無防備でもいられない。

「俺にしがみついて。片足、ふちに乗っけて」
ジィは右足をバスタブの縁に乗せる指示を出して、私を抱え込むと、指を奥ひだに滑り込ませた。
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by kimawasanai_2 | 2014-05-29 21:10 | ワードローブ

着まわせない主婦が組み立てる、ワードローブ


by kumadori