気温36度、サンドレスの上に、ひんぱんに手洗いできるプリントTが今季の気分。
トップスはえりのついたものしか着なかった私が‥世も末だ。
あまりにも緩いので、ベビーパールとビジューサンダルできちんと。
アジの叩き、メカジキのオリーブオイル焼みょうがソース、焼き鳥、シラスごはん
ステップ (三)
「明日に会えたら、来月は小休止しましょう」
「そうだね」
寝起きに私がジィの隣に忍んで来て、男根をくわえていたらしい。私自身、未踏の地に行ってきた気分になるのだから笑えない。
「じゃあ、もう男根を‥しないでいいわね」
「来月のぶんもして」
拗ねた私の、ご機嫌伺いも兼ねているのだろう。短文は、楽しみにしていますで結ばれていた。
カフェでジィが私に半身を向けるまで、とっさに誰だかわからなくて焦った。
「何、無精ひげ?オフだからって‥‥」
「いや、向こうでもこうだった」
男社会でスカしていられないのもわかるが、私は眉をひそめて声を荒げた。
「だっていつも、きちんとしてたじゃない!」