庭のカワラナデシコを絶やしてから何年も経つ。地植えでは雨水で腐るらしい。
ママ友の庭の前を通りかかると、彼女はカワラナデシコのバッタを捕殺してる(笑)。
「どこで苗を買えたの?通販?」と声を掛けた。
「種をとったものがあるから、お彼岸に蒔いてみる?」と、部屋に戻ってジップロックに入れてくれた‥‥うれしーーっ
午後はソニックシティで中学生の晴れ舞台を観たかったが‥気温38度になりそうだからダメと、夫が止めた。
ステップ (十四)
冷たいシーツに頬をうずめるジィと目が合うと、「マッサージしてあげる」と言った。
なし崩しに二回戦が始まってしまう前に、以前の約束を果たすつもりでいた。
一瞬、ジィの瞳がキラッと光り口元がほころんだように思えたが、私のはリラクゼーションサロン経営の看護士から受けた燃焼系マッサージの真似事である。
「心臓に遠いところから始めるの‥」
決して間違ってはいないが、大義名分の下にこの手を思い通りに出来る。