終業式の子どもが帰宅するまでに家中のカーテンを洗って干したら、取り付けるのが面倒でたまらない。オリジン弁当に頼ろう。
11.水色のオックスフォードシャツと12.グレーの猫柄セーターに13.モッズコートを着込んで外周りの掃除。
こんなに動き回っても、14.ドレステリアのブラックジーンズはいまだ下のボタン2つしかからない。
陽だまりで虹色パンジーが輝いている。
先週、カーラジオから流れるクリスマスソングに飽きていたところへ、東京FMでフランキーゴーズトゥハリウッドの「パワーオブラブ」がかかり、感激した。
リアルタイムで聴いたときは過激なホモ集団みたいで興味なかった。
ロンドンのイビスアールズコートに泊まったとき、道沿いにラフさで目立つフラットが一棟あった。
(せっかくのチェルシー地区が…ゴミぐらい拾えばいいのに)
やっかみ半分でたたずんでいたら、背後からバイクで建物まで乗り付けたオッサンがいた。
(ふぅん、一等地の家賃が払えるんかな)
そのオッサンが階段を駆け上がると、部屋からもう一人、アンディ・ベルみたい男が出てきて抱きついた。隣の地区に虹のフラッグがはためくパブがあるのを思い出した。元は貴族のために造られた街は寛容なのだろうか。
むくつけきオッサン同士が部屋に入りもせず、通路で抱き合ったままだ。
映画モーリスとはおよそかけ離れた世界に私は落胆しつつも、脆い関係だからこそ今を熱く生きているんだろう……と納得した。
オリジナルアルバムは冗長で退屈なので、ベスト盤の「フランキーセッど」をお勧め。
クラムチャウダーとマグロのカルパッチョ