フリー参観日。チェックシャツとヴィヴィアンのジーンズに、モスグリーンのベストを重ねて。儚い綿ローンシャツにベストは必需品。
ローラアシュレイのフェザーネックレスは充分1700円の元を取りました。
ラルフのスウェードミニトートは、持ち手が表革で痛みにくい。太いハンドステッチが可愛くて手放せない。
本格的にスペルガのスタッズシーズン到来。ゴム底はこんな小雨まじりの日こそ重宝で、保険の意味でガムシューも用意した。
世の中には知らなくて良いことがいっぱいあって。昔、みんなにせがまれて髪を揺らして見せて顔を赤らめるものだから、横目で見ていた私は、とっさに天に祈ってしまった。
このチンクシャからこれを奪わないで下さい。
ネットサーフィンしていたらトップレス画像の横に好きな音楽や生年月日が書き連ねてある。憂うつになった……見なかったことにしよう。デスクトップ電源を切った。
あとで同じ曲を聴いてみたけど、好きにはなれなくて安堵した。
あの人、いくつ?って誰かに訊かれるたび、あたしが知るか……って言った。
だから私はいくつになったの?って訊いてしまう。この前……ぽつんと答える横顔を見るのが怖い。しかし怖いは微かに快感なり。ごめんなさいごめんなさい、もうしません。
きれいなお家?……うずくまって無邪気に笑うから、薄給だとこぼすから、ついついついつい可愛くて可愛くて。吐き気とめまいが押し寄せる。滝に打たれようか。
不定愁訴は愛の病ではない、と笑うだろう。
生霊になってしまう前に、私このまま消えたら忘れるかな……まさか11ヶ月間をカウントしていたなんて。
あの辺の相場は資格半分興味半分でわかってる。家賃は月収の2割から2割五分に抑えないと、破綻するんですよ。
最初からまともな会話は成り立たない。住む世界が違うのはわかっていた。きっと私の家賃はあなたの駐車場代ほどね。
何も知らない私を影で笑っていたの?
振り向けば睨むし、口を開けば悪態ばかり、逃げれば待ち伏せ、消えればパパを差し向けるのね。そういうのなんて言うか知ってる?