dieS10周年ワンマンファイナル覚書

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会場前。後ろの列に並ぶと、20代の女性に声を掛けられ、私が1人だという理由で、
「知り合いが急遽、来られなくなって。紙くずにしたくないのでどうぞ」と、番号の若いチケットを手渡された。

そして入館すると、「最前で一緒に観ませんか?」と、遠征の彼女に誘われた。最前はなんか怖そうなので
「私、50なので手も頭も振れません」とかわすと、「いいんですよ、振らなくて」と言う。

SEはデペッシュモードとジャパン。ジャパンの"in VOGUE"……アラセチョイスは自分と違っていて面白い。

「チョップの床、懐かしい。リカさん以来」
「えっ、りかさんてルアージュですか?私、好きでよく行きましたよ」
「あれほどまでに好きになれるバンドはもうないね。連日通って、夫に追い出されるとこだったわ」
「お姉さんたちが前に入れてくれるんですよ」
まさかリカで打ち解けるとは(笑。

想定外だが、しもて最前からかみてTakをのぞむ。ロング&リーンのジャケットに細身のパンツとロングブーツの黒づくめ。青いライトの中で愛機・彗星ギターと一体化して綺麗……悲しみが癒えるまでにあと3年かかるかも知れないが、憂いが閉じた美貌に拍車をかけている。

ニブい私は、三曲目あたりでようやく彼女のお目当がベースだと気付く。大柄でおおらかな笑顔が可愛い……上半身のバネを効かせて直立不動で弾く脚は、散弾銃みたいだ。

その2人の間にシースルーブラウスのアラセが君臨する。マヤ・プリセツカヤか?スレンダーだ。
セットリストが良く見える。10月の曲目と違い17曲中にdryやsmellはなく、新生児や分身、発情などを演った。

結局、私たちは夢中で手振りを交え、「頭を下さい」の声に捧げ振り続けた……。

しもてギターは黒々紋紋にボディピアスのkozy。かみてTakとの掛け合いたまらない。
お梅は台襟の高いシャツにニット。

アンコールがかかると発起人亮のもと、アラセに内緒でファンのハッピーバースデーコールが始まり、あらかじめ配られたクラッカーが派手に鳴らされ、まさかのお母様がバースデーケーキを携えて入場。
アラセ、「母です」と目をパチクリ……美しい人は突然変異では生まれないんだ。
「亮がアンコール始めないから……」と照れ照れ。

暖かい曲ということでblind dance、幻影、太陽の3曲。

帰りがけに目ざとくアラセに握手してもらった私たちは、駅までダッシュ。とても最終新幹線に間に合いそうもないとうろたえる彼女に、大宮までの切符を渡し、一緒に乗り継ぎした。

「ここはどこ?知らない駅ばかり…」
「あと6つだから座ってて」
フラッシュバックだろう、彼女は車内が空いても私の手を握ったままだった。

新宿の夜行バスやホテルには行かせられない。なんとか最終新幹線に乗せてホッ。


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by kimawasanai_2 | 2015-11-29 18:26 | 美意識をやしなう

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