アメリカ古着のツィードジャケットに、20代まで白のペチコートを平気で合わせていた。パラビオンあたりのヨーロッパ古着で7000円ぐらいするやつ……そもそもビンテージコットンのペチコートって下着ですから。
30代40代はマイ定番のカシミヤニットとロンドンストライプシャツ、パールネックレスにブルージーンズ、茶のブーツといったコーデにしっくり来た。自然にスカートは弾かれる。
今朝はポカポカ陽気の庭で、ハワーズエンド領主さま気分でお茶したら気持ちよかった。それぐらい身体に馴染む、つまりグズグズにヨレて繊維の脂分が抜けたということだ。
ダファーの杉綾ジャケと、a.v.vパステルツィードライダースをポチる。ファッションが好きなわけではなくて、病的なまでにテキスタイルとしてのツィードが好き。
高校生の時に服飾本で種類を調べた。
夫が
「俺って、服に関しては変態の偏執狂だよな。手入れの最中に話しかけられると、腹立つんだよ」と休暇に言ったが、私も種類は違うけどそのクチだ。
背後霊は中学生で、「ウールのセーター、ダサッ!」と、化繊のペラッペラなフーデットパーカばかり揃えて、母親泣かせ。
赤魚の粕漬けとインゲンソテー
ベーコン根菜のチャウダー
ハムきゅう
千枚漬け
赤魚を焼きながら、KOUICHIの髪が超ロングから短くなった時、V系の一時代が終わった……と寂しがった日々を思い出した。
気がつくと赤魚の皮がフライパンに貼り付いたまま剥がれなくなって剥き身に。家族に「なんで赤くないの?」と訊かれた。